・親から地元の信州大学にしか行くなと言われた
・信州大学ならどの学部でもいいから入りたい
・信州大学で入りやすい学部を教えてほしい
信州大学は、長野県松本市に本部を置く日本の国立大学です。
国立大学のため、入学するのは簡単なことではありません。
ただ、信州大学にも比較的入りやすい学部はあります。
それは同じ大学の同じ学部の試験でも形式や日程を変えて複数の入試方法があり、偏差値も入試形式によって異なるためです。
そのため学部を絞って傾向と対策をしっかり練れば、国立大学であっても突破することは十分に可能。
今回は、信州大学の入試の特徴を紹介したうえで、偏差値、倍率から入りやすい学部について考察しています。
※ この記事は、私の意見に基づいて作成しております。このランキングは全ての人に当てはまるわけではありません。参考程度にお願い致します。
信州大学の入試の特徴
信州大学の入学者選抜方法は、以下の6つに分かれます。
- 一般選抜
- 総合型選抜
- 学校推薦型選抜
- 帰国生徒選抜
- 私費外国人留学生入試
- 編入学入試
一般的に入るなら一般選抜(前期日程・後期日程)
「前期日程」と「後期日程」に分けて実施し,大学入学共通テストと個別学力検査等の得点を併せて合格者を決定しています。
前期日程個別試験(総合問題)の出題意図
個別試験では大学入学共通テストでは計りにくい能力を試しています。
その能力とは,これまでに学んだことを基に,思考し,想像し,問題を発見し解決し,それらを表現する能力などです。
例えば信州大学の人文学部人文学科では以下のところが重要とされています。
文章理解力とその理解に基づいて判断し表現する能力が評価の重要なポイントです。
「総合問題」は,「小論文」とは異なり,複数の問題・設問を踏まえた,論理的で首尾一貫したテーマ論述が最終的に求められます。
引用:パスナビを参考にしています
このように個別試験では独自の試験問題が出されるため、赤本での予習が必要になります。
偏差値、倍率が低い信州大学の入りやすい学部ランキング
個別学力検査等(前期日程・後期日程)に関してみていきましょう。
偏差値が低い信州大学の入りやすい学部ランキング
入りやすい学部を見極めるうえでは、まず偏差値について知っておくことが重要です。
偏差値は、その大学や学部のレベルをある程度把握できる学力の目安です。
信州大学の各学部の偏差値は以下の通りとなります。
学部・学科 | 偏差値 |
---|---|
教育学部学校‐国語教育 | 47.5 |
教育学部学校‐数学教育 | 47.5 |
教育学部学校‐理科教育 | 47.5 |
教育学部学校‐ものづくり・技術教育 | 47.5 |
教育学部学校‐家庭科教育 | 47.5 |
工学部水環境・土木工 | 47.5 |
農学部生命機能科学 | 47.5 |
農学部動物資源生命科学 | 47.5 |
農学部植物資源科学 | 47.5 |
繊維学部化学・材料 | 47.5 |
偏差値のデータを見ると、理系なら農学部の生命機能科学、動物資源生命科学、植物資源科学が、文系なら教育学部が、比較的偏差値の低い狙い目の学部であることがわかります。
倍率が低い信州大学の入りやすい学部ランキング
次に、競争率を表す倍率を見ていきます。
倍率は募集人数に対して、受験者数がどれだけいるかを示す指標です。
倍率が高いほど通過するのは狭き門となるため、偏差値とあわせて見ることで本当の難易度を把握することができます。
信州大学の2023年度の個別学力検査入試では、各学部で以下の倍率が示されています。
学部・学科 | 倍率 |
---|---|
教育学部学校‐現代教育 | 0.6 |
教育学部学校‐ものづくり・技術教育 | 1 |
教育学部学校‐理科教育 | 1.1 |
教育学部学校‐野外教育 | 1.2 |
繊維学部化学・材料 | 1.3 |
工学部機械システム工 | 1.3 |
理学部理‐地球学 | 1.3 |
教育学部学校‐家庭科教育 | 1.4 |
教育学部学校‐数学教育 | 1.5 |
教育学部学校‐特別支援教育 | 1.5 |
工学部物質化学 | 1.6 |
教育学部学校‐社会科教育 | 1.7 |
理学部理‐化学 | 1.7 |
農学部森林・環境共生学 | 1.8 |
経法学部総合法律 | 1.8 |
農学部動物資源生命科学 | 1.9 |
農学部植物資源科学 | 1.9 |
倍率のデータを見ると、理系なら繊維学部化学・材料、工学部機械システム工、理学部理‐地球学理、文系なら教育学部だということです。
信州大学の理系でおすすめの入りやすい学部は繊維学部化学・材料学科
信州大学の理系でおすすめの入りやすい学部は、繊維学部化学・材料学科です。
倍率、偏差値、共に最も低い部類に入ります。
偏差値 | 47.5 |
倍率(2023年度) | 1.3 |
共通テスト得点率 | 55 |
繊維学部化学・材料学科で学べる内容
専門として学べる内容としては以下になっています。
引用:信州大学HP
- 化学・化学工学・高分子など、現代社会に欠かせない研究者や技術者を育成します。
- 卒業後はエネルギー、繊維、医療材料、化粧品、自動車、電気、電子などの分野で活躍しています。
- 3年次後期の専門科目に5つのプログラム科目群を設定しました。
環境化学工学プログラム
熱力学、移動現象論、反応速度論を基礎として、「ものづくり」のプロセス・システムに関する専門知識の修得、およびそれらを環境・エネルギー問題の解決に利用できる能力の修得。
高分子科学プログラム
高分子の化学合成および独自の物性・機能の理解、および新規高分子材料と繊維材料の設計に応用できる能力の修得。
分子機能創成プログラム
原子および分子レベルの設計による分子機能に関する専門知識の修得、およびそれらを問題解決に利用できる能力の修得。
マテリアル創成プログラム
無機化学、有機化学、物理化学を基礎とした材料の設計と物性制御に関する専門知識の修得、およびそれらを問題解決に利用できる能力の修得。
生命科学プログラム
生化学、分子生物学および細胞生物学に関する専門知識の修得、およびそれらを問題解決に利用できる能力の修得。
繊維学部化学・材料学科を卒業後の進路
卒業生の約8割は信州大学院に進学し、その他は企業などへ就職しています。
また大学院修了者も含め、国内外で広く活躍しています。
大学院修了後の主な進路は、化学系をはじめとした企業や公的機関への就職、博士後期課程への進学です。
信州大学の文系でおすすめの入りやすい学部は教育学部学校‐現代教育
信州大学の文系でおすすめの入りやすい学部は、教育学部学校‐現代教育です。
倍率、偏差値、共に最も低い部類に入ります。
偏差値 | 52.5 |
倍率(2023年度) | 0.6 |
共通テスト得点率 | 55 |
教育学部学校‐現代教育で学べる内容
学校教育教員養成課程には、14のコースがあり、大きく分けると3つのコースがあります。
その中でも教育学部学校‐現代教育は現代の子どもや学校・社会の課題、長野県の地域的特性を踏まえて教員を養成するコースとなっています。
主に『 教育実践科学ユニット、異文化間教育ユニット、ICT活用教育ユニット、発達・教育心理ユニット』の4つのユニットに分かれて専門性を身につけていきます。
大学に合格するなら早く志望校を決めるべき
早く志望校・学部を決める時、「まずは資料請求!」という言葉を耳にした経験ありますせんか?
そもそも資料請求は必要なのか
ネットが発達している時代に資料請求は必要なのかと思うことも多いと思います。
資料とは「学校パンフレット」「募集要項」「最新のオープンキャンパス案内」など学校を知るために必要な情報が詰まった冊子のことを指します。
ネットでも情報は見れますが、実は全部の情報が載っているとは限りません。
その点、学校パンフレットは学校側が公式に自分の学校に来たいと思っている人に向けて丁寧に解説してあります。
たくさんの学生コメントや短大・大学併修、国家資格合格率のヒミツなど、みんなの知りたいことが網羅的に書かれているので、貰っておくことで損なくその学校の事が知れます。
また冊子になって届くことでメモや印を書き込むことができたり、親に説明しやすいのも特徴です。
さらに募集要項では学費や奨学金などの記載もありますが、大事な入試についても書いてありますし、受験の際はこの募集要項が必須アイテムになります。
また資料が手元にあると学校比較もしやすいというメリットもありますよ。
大学受験では早めに志望校を決めた方が合格率が上がる
実は大学受験では早めに志望校を決めた方が合格率が上がります。
なぜなら志望校を早く決めると、やるべきことが見えて、自ずと勉強へのやる気も出てくるからです。
医学部や難関大学に受かりたいっていう友達を見ると、よくわかると思います。
でも自分はそんな競争率が高い大学を受けないから大丈夫って思ってないですか?
むしろ競争率が高くない大学を受ける人ほど、早めに志望校を決めた方がライバルより前にいけます。
大学の資料請求は無料です。
少しでも気になった大学の資料を請求してみてください!
大学で何を学べるか、どんなキャンパスライフが送れるかがイメージできるようになります。
すると、必ず行きたい!と思える大学がでてくるはず!
志望校が決まっていない受験生は今すぐ志望校を決めることをおすすめします。
まとめ
信州大学は、国内の国公立大学で入試難易度が大学です。
そのハードルの高さから、受ける前からあきらめてしまう人も少なくありません。
しかし、早めに第一志望にして対策していれば受かりやすいと思います。
入りやすい学部はあるので、挑戦してみる価値は十分にあると言えます。